誰かのために頑張りすぎて、ふと気がつくと、自分の「好き」がわからなくなっている。
そんな方のホロスコープでは、金星が少し不器用な場所にあることが少なくありません。
この記事では、金星が不器用になりやすい配置と、その金星との付き合い方をお伝えします。
金星が不器用になる配置とは
土星・ケートゥと絡む金星
インド占星術で金星は、楽しみ、美しさ、恋愛、豊かさを司る惑星で、心地よさや喜びをどれだけ素直に受け取れるかにも関わります。
この金星が、土星やケートゥといった個性の強い惑星と同じハウスに入るなど、強く影響し合うと、金星らしい魅力が発揮されにくくなる場合があります。
たとえば土星と絡むと、恋愛や楽しみに慎重になりすぎて、自分から動けなくなりがちです。責任感の強い人ほど、「楽しむのは後回し」になりやすい配置です。
ケートゥと絡むと、人との心の距離がつかみにくく、表には出さない関係になることがあります。
派手なふるまいを好まないので、人から見ると、控えめでおとなしい印象に映るのです。
ラーフ・火星と絡む金星
ラーフと絡む金星は、風変わりなものや、一般的ではない形に惹かれやすくなります。また、熱しやすく冷めやすい傾向があります。
火星と絡む金星は、情熱が強く出すぎて、関係が激しくなったり、衝突が増えたりしがちです。
これらは金星と同じハウスにある場合だけではなく、アスペクトしている場合も同じように起こります。
このように、金星がどの惑星と絡むかによって、恋愛や人間関係の現れ方は大きく変わります。
不器用な金星との付き合い方
不器用な金星は、思いやりの金星
不器用な金星は決して悪いものではありません。
この配置の方は、深く関わる力や、相手を思いやる感性が豊かで、人知れず静かに誰かを支えていることが多いからです。
ただ、それが度を越すと自己犠牲になり、気づかないうちに疲れてしまうことがあります。
自分の「好き」に目を向ける
だからこそ、自分の「好き」や「ときめき」に目を向けることが大切になります。
お茶の香り、好きな音楽、心地よい空間など、小さなことで構いません。
それが意味があるかどうかではなく、自分が満たされるかどうかを基準にしてみてください。
金星のダシャー(金星期)には、こうしたテーマが表面化する方もいます。
一般的に金星期の20年は、恋愛や結婚、出会い、レジャーなど華やかな時期なのですが、人によって異なります。金星が凶星に絡んだり、むずかしい配置のチャートでは、困難を伴うことも少なくないのです。
不器用な金星は、欠点ではなく、深く思いやれる人の金星です。
ご自分の金星がどの惑星と関わり、どのハウスにあるのかを知ると、なぜ自分の「好き」がわからなくなるのか、その手がかりが見えてきます。
配置は生まれ持った傾向ですが、ダシャーや惑星の動きとともに、その出方は変わっていきます。
ホロスコープの中の金星は、あなたの「好き」の在りかを、静かに示しているのです。
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