インド占星術は人生のロードマップ

ホロスコープ

インド占星術の的中率は7割と言われ、数ある占術の中でも群を抜いています。
その理由の一つに、人生を120年サイクルで惑星を割り振った、ダシャーシステムがあります。

ダシャーとは、「運勢の流れ」のこと。人が生まれた時のナクシャトラ(月宿)の支配星と月の度数により導き出された運勢年表は、まるでその人の人生を見てきたかのような正確さです。

そんな驚くべきダシャーシステムとは、どのようなものでしょうか?

目次

人生を120年のサイクルで考える

惑星周期に合わせて人生の120年を割り振り、占う方法をヴィムショッタリダシャーと呼び、一番大きな単位をマハー・ダシャーと呼びます。
続いてアンタル・ダシャー[惑星期x(惑星期÷120年)] 、プラティ・アンタル・ダシャー[(惑星期÷120年)x(惑星期÷120年)] 、スーク・シュマ・ダシャー、プラーナ・ダシャーの5段階ありますが、基本はプラティ・アンタル・ダシャーの3段階まで使用します。

惑星年数テーマ
ケートゥ期7年禁欲・霊的成長
金星20年恋愛・結婚
太陽6年社会での活動
10年内観
火星7年情熱・エネルギッシュ
ラーフ18年波瀾万丈・飽くなき欲望
木星16年精神性を高める・富
土星19年我慢・忍耐
水星17年学習・情報発信

この惑星の順番は不動ですが、どのダシャー(時期)から始まるのかは一人一人違います。それは、惑星の時期が一律の西洋占星術とは大きく異なる点です。ナクシャトラは27種類あり、最初のダシャーがその人の性質を表します

たとえば、私の月のナクシャトラはアシュビニーです。支配星はケートゥになるので、マハーダシャーはケートゥ期から始まります。ケートゥにはもともとスピリチュアルの要素もあるため、幼い頃から見えない世界に興味がありました。

上の表にあるように、金星期は20年と長く、恋愛や結婚の象意があります。この金星期が適齢期にタイミングよく当たると、比較的結婚しやすいですが、80代以降に来たり、中には金星期そのものが存在しない人生もあります。そういう方はどちらかというと、落ち着いた、堅実な人生を送る方が多いです。

土星期に大躍進する人もいる理由

別のケースでは、10代から20代に土星期で忍耐と我慢の青春時代を送った人が、中年以降の金星期に突然、我が世の春を迎えることもあります。一般的には土星は暗く重い時期であっても、中には成功・飛躍の時期となることもあります。

牡牛座、双子座、乙女座、天秤座、山羊座、水瓶座ラグナさんたちは、土星が幸運なハウスを支配するため、比較的、穏やかに作用します。もちろん、他の惑星との絡みによって当てはまらない方もいるので、個々にホロスコープを見る必要があります。

たしかに土星は、試練や忍耐、病気、停滞など暗いイメージがありますが、人生における成長には努力や忍耐は不可欠なものです。

困難を乗り越えてこそ幸福感を得られると考えると、土星を忌み嫌うことは誤った解釈になります。

惑星の絡み合いが人それぞれ異なるため、千差万別の道を歩みます。そうでなければ全ての人が同じ人生ということになってしまいます。

そのため、運勢年表を読むには、ホロスコープを正しく読み解く力が必要です。

運勢年表に従い、困難が起きそうなときは粛々と過ごし、行動すべきときにはあらかじめ準備をすることで、最善のルートで自分の理想の未来を手に入れることが叶うのです。

運勢年表で一生の流れを知ることが怖いとおっしゃる方も多いです。

しかし不安とは、目に見えない恐怖感から生まれるものです。それをあらかじめ知っているのと、知らないまま過ごすのは、雲泥の差です。

なぜなら、私自身が20数年前に運勢年表を手に入れながら、読み解いてくれる鑑定士がいなかったので、とんでもなく回り道をして悔しい思いをしたからです。

少しでも多くの方に、この最強の人生の羅針盤の存在を知ってもらいたいです。

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