宇宙は完璧なタイミングで望みを叶えてくれる

日の出のヨガ

本日は、超越瞑想を世に知らしめた、ヨガ行者である故・マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの金言をお送りします。

人間が自然に身を任せることができれば、自然はその人の必要に答えてくれるでしょう。

全能の自然は力と愛に満ち満ちています。
なぜなら、すべての自然法則は宇宙全体のあらゆる生き物の創造と進化のためにあるからです。
自然の親切ほど大きな親切はどこにもありません。

人が何か間違った行動をしたために罰を受け、その結果として苦しんでいるように見えるときでさえも、それはやはり、自然の親切と援助の現れなのです。

〜マハリシ・マハーシュ・ヨーギー


このマハリシが残した超越瞑想とは一体どういうものなのか、ご案内します。

目次

超越瞑想との出会い

わたしは20数年前、仕事と人間関係で行き詰まり、当時勤めていた会社を退職し、メンタルを少々病んでいた時期があります。その藁をもすがる思いのときに、超越瞑想(TM瞑想)に出会いました。
いまでも事あるごとに、このマハリシの金言を思い出し、心を落ち着かせています。

TM瞑想は、1958年にインドのマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーが世界に紹介し、科学的研究により様々な効果も実証された、誰もが手軽に学べる画期的な瞑想法です。

これまで子供からお年寄りまで欧米を中心に約600万人が学び、有名人では、ビートルズ、クリント・イーストウッド、キャメロン・ディアス、ヒュー・ジャックマン などがいます。

日本では、認定されたTM教師により4日間講習を受け、最終日に各自にマントラが授けられます。そのマントラを唱えながら、朝・晩 20分x2回の瞑想が実践されます。

TM瞑想のお手軽なところは、どんな姿勢で行っても良いので、私のように安楽座が出来ない者にもハードルが低い点です。

瞑想の前にアーサナをセットで行うと、身体はゆるみ、深い呼吸になるため、自然と質の良い眠りが期待できます。特に心臓病の患者さんには、実験の結果、高い効能があることが証明されています。

瞑想の目的は真我に目覚めること

マハリシは、超越瞑想と悟りいう書籍の中で、「この世は至福である」と説いています。

この言葉を最初聞いたときの私は、そんなわけない、この世は苦しみに満ちていると反発しました。
瞑想の目的は、「宇宙の一部の本当の自分自身である真我に目覚めること」です。

日常で感じている苦しみはすべて相対的なもので、何かと(誰かと)比べるから生じるものです。地の時代は、すべては陰と陽の二元論で出来ている世界でした。

白と黒、光と闇、男と女、動と静、火と水、暑さと寒さ…

平和は、平和でない状態がある(戦争や争い)から、平和と感じる。

幸せは、不幸があるから幸せと感じる。

自分が幸せでないという人は、苦しみが無い状態と比べるから苦しんでいるわけです。

超意識になりやすい日の出前と夕方

熟睡しているときは苦しみがなくなります。

なぜなら寝ている間は、相対的に比べる世界がないからです。この起きているか寝ているかの、中間の意識を超意識といいます。この超意識下での瞑想はかなり深いものとなります。

同じように超意識になりやすいのが、日の出と日の入りです。昼でもなく夜でもなく、陰と陽を超えた時間帯であるからです。中でも宇宙エネルギーを最大に感じられるのが、ブラフマ・ムフルタです。

ブラフマムフルタとはサンスクリット語で、ブラフマ=創造神、ムフルタ=時間帯を意味し、日の出の96分〜48分前を指します。因みにお釈迦様もこの時間帯に悟りを開きました。

アーユルヴェーダ的にも2時~6時の間はヴァータ(空と風)で身体が軽く、活動に適しているため、誰にも邪魔されず自分の好きなことをするのにおすすめです。
早起きが苦手という人は、14時~18時もヴァータです。

宇宙を信頼しきるということ

誰かがいるから嬉しいとか、何かがあれば幸せを感じるのは、外側の条件に振り回されているからです。

外側に意識を向けていると、欲しいものが手に入った途端、別のものが欲しくなったり、誰かが離れたら不幸せになったり、永久に不足感に苛まれます。

私はヨガと瞑想を断続的に行っているのですが、かつてマハリシが言っていた、この世は至福であると実感することがあります。そんなときは、小さな悩みごとなどどうでも良くなり、ただ生かされていることをありがたく思います。そしてネガティブなこともポジティブなことも、自分の思考が創り出したものだとわかります。

引き寄せの法則で、宇宙に後押ししてもらうには、自分が大好きで、不安や恐れが一切無い状態でなければいけません。

瞑想とは、物事に巻き込まれずにただ眺めること

目の前のことに集中して、あとは宇宙が最善のタイミングで叶えてくれると信じることが、何よりも大事なのです。


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