水瓶座皆既月食2025と月蝕・日蝕の仕組み
9月8日未明、水瓶座で皆既月食が起き、国内では約3年ぶりの神秘的な天体ショーとなりました。
月は赤黒く「赤銅色」に変わり、夜空に独特の存在感を放ちます。
この満月はそっと語りかけ、新しい一歩を踏み出す勇気を与えてくれるように感じられます。
ナクシャトラは「プールヴァ・バドラパダー」で、意味は「自分の理想に突き進む」「奉仕」「エネルギッシュ」。
支配星の木星は成長と拡大を象徴し、好奇心を持って行動すると世界は少しずつ広がっていきます。
この月蝕が起きたナクシャトラは、半年間傷つきます。
半年の期間、このナクシャトラは慶事には用いない方が良いとされ、注意が必要です。
赤銅色に変わる神秘的な満月
皆既月食では、月が地球の影に入り赤黒く変化。
その瞬間は、心の奥にある本当の願いが浮かび上がるタイミングです。
普段は仕事や子育てで自分のことを後回しにしがちな人も、「もう一度、自分の理想を思い出す」チャンスがあります。
満月が伝える「理想への一歩」
「何に一番情熱を傾けたいか」「誰かのために何ができるか」を心に問いかけ、理想に向けて小さな一歩を計画してみましょう。
その一歩が未来の自分を少しずつ輝かせます。
インド占星術での月蝕・日蝕の仕組み
月蝕や日蝕は、太陽と月の軌道が交差するラーフ・ケートゥ軸と重なることで発生します。
満月のときに重なると月蝕になり、今回の水瓶座満月がそれにあたります。
新月のときに重なると日蝕となり、実は今月9月22日にも起こるんです。
つまり9月は、月蝕と日蝕が立て続けに訪れる稀有なタイミング。
「蝕の季節」と呼ばれるこの時期は、宇宙からの大きな変化のサインが強調されます。
星座によって変わる影響期間
蝕の影響は星座ごとに異なります。
・運動星座(牡羊・蟹・天秤・山羊):短期間で影響が終わる
・固定星座(牡牛・獅子・蠍・水瓶):影響は長期間続く
・変通星座(双子・乙女・射手・魚):突然終わる
昔から日蝕は不吉なので太陽を見てはいけないと言われていましたが、個人の日常生活への影響はなく、迷信的な見方に過ぎません。
月蝕・日蝕が意味する社会への影響
月蝕・日蝕は、国家やリーダーのホロスコープに影響する場合があります。
ラグナ(アセンダント)、月、太陽に蝕が重なると、政治や経済、リーダー運に注意が必要とされ、さらに凶星(とくに火星)が絡むと社会的な混乱や争いの兆しが強まることもあります。
ちょうど今回の水瓶座の皆既月食の日には石破首相が退任を決意しましたが、まさに「蝕はリーダーに作用する」という象徴を現実で見せられたように感じます。
宇宙のサイクルと社会の出来事が重なり合う瞬間に触れると、星のリズムの不思議さが一層際立ちますね。
インド占星術が映し出す宇宙のリズムと、あなたの人生がどのように共鳴しているのか。その答えを、一緒に探しませんか?