なぜか人といると、気を遣いすぎて疲れる。
仕事では気丈にふるまえるのに、家に帰るとどっと落ち込む。
そんなふうに「いつも同じところでつまずく」感覚を抱えている人は、少なくありません。
インド占星術では、こうした心の疲れや感情のクセを「その人の弱さ」ではなく、月の性質として読み解いていきます。
インド占星術で「月」が重んじられる理由
インド占星術では、ラグナ・月・太陽の3つを最初に見ます。
その中でも、月は太陽よりも重んじられるという特徴があります。
太陽が「人生を通して育てていくテーマ」だとしたら、月は「日々どう感じ、どう反応し、どう心を守ろうとするか」を表します。
月は感情、安心感、無意識の反応。
人間関係や仕事で同じパターンを繰り返す背景には、この月の動きが深く関わっています。
だからインド占星術では、「この先どうなるか」よりも先に、今どんな心の質の時間を生きているのかを見るのです。
月の満ち欠けと、心の感じ方の違い
月は、太陽との距離によって大きく4つに分けて考えます。
- 太陽と同じハウスに月がある人:新月タイプ
- 太陽と向かい合う位置に月がある人:満月タイプ
- 新月から満月へ向かう月:上弦の月タイプ
- 満月から新月へ向かう月:下弦の月タイプ
大まかな傾向として、満月や上弦の月の人は比較的外向きでエネルギーが強く、新月や下弦の月の人は繊細で内向きになりやすいと言われます。
ただし、これは「良い・悪い」ではありません。どの月にも、その人なりの役割とリズムがあります。
月があるハウスで、心の疲れ方は変わる
さらに重要なのが、月がどのハウスにあるかです。
ここを見ることで、「どんな場面で心が消耗しやすいか」が見えてきます。
月が6ハウスにある人
人の役に立とうとする気持ちが強く、気づくと自分の感情を後回しにしがちです。
「ちゃんとしなきゃ」が先に立ち、心が疲れていることに気づきにくい傾向があります。
月が7ハウスにある人
人間関係に心が大きく左右されやすく、相手の反応がそのまま自分の価値のように感じられることがあります。
一人になるとホッとするのに、また誰かを求めてしまう――そんな揺れを抱えやすい配置です。
月が12ハウスにある人
理由のわからない不安や孤独感を感じやすく、人に説明できない疲れを抱えやすいタイプです。
ひとりの静かな時間がないと、心が回復しにくい傾向があります。
ここで挙げたのは、あくまで一例です。
月があるハウスによって、心が反応しやすい場面や、 疲れを感じやすいポイントは人それぞれ違います。
こうした心のクセは、直すべき欠点ではありません。
「そう感じやすい自分なんだ」と知っておくだけで、 心の扱い方は大きく変わっていきます。
あなたの月は、どんなときに安心し、どんな場面で疲れやすいでしょうか?
そのことを理解できたとき、人付き合いも、自分自身との関係も、 少しずつ楽になっていきます。
インド占星術は、心を追い立てる占いではありません。
今の自分を静かに理解し、 人生を整えていくためのものなのです。
自分の「月」を、もう少し深く知りたい方へ
月は、安心感や感情のクセを表します。
同じ出来事でも、疲れ方や受け取り方が違うのは、月の質が人それぞれ違うからです。
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