自分はいつ結婚できるのか?このまま一生独身なのか?
結婚は人生最大のイベント。誰もが知りたいテーマですよね。
インド占星術で結婚運を見る時、最初に調べるのは自分の生まれ持った性質・ラグナ(下覧※)と対角線上の7ハウスです。
中でも一番わかりやすいのが、7ハウスに惑星がある方は、無い方よりも結婚に関心があると言えます(する、しないに関わらず)
7ハウスはパートナーを表すハウス
7ハウスに惑星が在住する方の、例の一部をご紹介します。
・月がある方
相手の感情に振り回されやすい。家庭的な雰囲気。お嫁さんにしたいタイプ。
・木星がある方
職場での出会いが多い、モテるので相手に困らないため、恋愛にルーズになりがち。
・土星がある方
結婚で自由が制限される。晩婚、非婚になりがち。対人関係に苦手意識がある。
・火星がある方
気が強く自己中心的な人を選びがち。ケンカや訴訟などトラブルに見舞われる。
インド占星術では、クシャドーシャと言って、嫌がられます。
・金星がある方
金星は恋愛や愛情を表すので、それが7ハウスにあると二重の意味が重なり一見良さそうです。しかし、モテすぎて相手を選ぶタイミングを逸したり、絡む惑星によっては泥沼になる可能性もあります。
この他にも、水星、太陽、ラーフ、ケートゥがあります。
7ハウスの支配星の位置の重要性
一方、7ハウスに惑星が在住しない方は結婚に執着しない傾向にありますが、周囲を見渡してみると、結婚している方はたくさんいらっしゃいます。
そういう場合は、相手のアプローチが強かったり、自分のダシャー(運気の流れ)が婚期に入っているときのベストのタイミングだったり、7ハウスに良いアスペクト(影響)がされていたり、様々な理由が考えられます。
さらに、7ハウスに在住する惑星の有無にかかわらず、7ハウスが支配している支配星が入っているハウスにより、その人の結婚生活の意味が大きく異なってくるのです。
たとえば
7ハウスの支配星が、幸運のハウスのトリコーナハウス(1、5,9室)にあると、恋人時代の延長が続いたり、師匠のように尊敬できるパートナーだったり、桑田圭祐さんと原由子さん夫妻のように相手は自分の投影、一心同体の関係もあります。
逆に、不幸のハウスと言われるドシュタナハウス(6,8,12室)に7ハウスの支配星が在住していると、相手に支配されるようなモラハラがあったり、経済的に苦しいなど、結婚生活が修行の場になることもあります。
結婚生活を見るのは8ハウス
さらに大事な結婚生活は、8ハウスの状態を見ます。
いくらすんなり結婚できたとしても、結婚生活がうまくいかなければ意味がありません。
8ハウスは、ドゥシュタナハウスの中でも最も困難なハウスで、状態が悪いと悩みが多い人生になりやすいです。
8ハウスは結婚生活の他に、ヨガ、瞑想、パートナーの収入運や、相続運、婚家先との関係なども見ることができます。
そして、7ハウスと同様に、8ハウスに在住している星そのものより、支配星が傷ついていないかが重要です。
結婚してみたらDV癖があったり、義父母との関係が悪い、子供が不登校や非行に走って悩みが尽きない方は、8ハウスの状態が悪いことが多いです。
結婚運の見方は非常に幅広く、難しい分野ですので、ホロスコープの意味を正しく読み解く力が必要になります。
結婚に真摯に向き合うためには、自分の婚期を正しく知り、結婚のチャンスを逃さないようにすることが大切なのです。
(※)上昇星、アセンダント。生まれ持った性質。