アートマカラカで魂の指標を知る
インド占星術で最も重要なのは、自分の生まれ持った性質・ラグナ(As)、次が月(Mo)と太陽(Su)です。
加えて大切なのは、アートマカラカ(AK)。これは自分も他人もわからない隠れた自分自身で、その人を知る4番目の要素として欠かせないものです。
アートマカラカ(AK)を見つけるには、ラーフケートゥを除く7つの惑星の中で、一番度数が高い惑星を探します。
そしてそのAKが、ナヴァムシャ(第9分割図)で、どの星座にあるかを確認します。その星座が自分の隠れた才能になります。
アートマ=魂、カラカ=指標ですので、魂の指標=自分自身という意味になります。
いわゆる自分のキャラクターというわけですね。
こうして、ラグナ、月、太陽、アートマカラカの4つの要素が明らかになり、その人の大まかな人物像が見えてきます。
ジョハリの窓で自己分析してみる
ジョハリの窓とは、自分と他人の認識のずれを理解する自己分析ツールです。
自分と他人の見方のずれを知るために、心理学者2名のよって考案されたツールで、自分と他人から見た隠れた自分の本質を知る上で、大変役に立ちます。
アートマカラカをこの表に当てはめると、秘密の窓と、未知の窓になります。
自分は知ってる | 自分は知らない | |
他人は知ってる | 開放の窓 Su | 盲点の窓 As |
他人は知らない | 秘密の窓 Mo,AK | 未知の窓 As,AK |
・開放の窓→太陽(Su/公けの顔)=自分も他人もわかっている能力
・盲点の窓→ラグナ(As/生まれ持った性質)=他人はわかっているが、自分はわからない能力
・秘密の窓→月(Mo/プライベートの顔)とAK=自分はわかっているが、他人はわからない能力
・未知の窓→ラグナとAK=自分も他人もわからない能力
Su=太陽
Mo=月
As=ラグナ(アセンダント)
AK=アートマカラカ
このようにホロスコープを見るだけで、自分も他人もわからなかった隠れた才能を、簡単に知ることが出来ます。
自分の隠れた才能がわかると?
ちなみに私は、アートマカラカが水星で、ナヴァムシャの双子座にあります。
双子座は水星が得意な部屋です。コミュニケーション能力があり、人とつながるのが好きで、知識欲があるそうです。
課題としては、情報がすべてではないことを学び、人に振り回されずに真実を語り、自己を確立することです。
以前は自己表現が苦手で、SNSやブログなど遠い世界だと思っていたので、このような仕事をしていることがとても不思議です。
アートマカラカ=魂の指標に従うということは、思い込みで蓋をしていた選択肢を、大幅に広げることになります。
あなたもご自分のラグナやアートマカラカを知り、4つのジョハリの窓をすべて開放してみませんか?
その窓の向こうには、可能性に満ちた、新しいあなたが待っていることでしょう。